愛と癒しのお部屋
出逢いの中で生まれた愛の絵言葉を通して愛と感謝のメッセージを絵と詩で表現いたします。その愛がまた貴女の大切な人へと注がれて愛の循環が広がることを願っています。

【想い】桜咲く日 待ちわびて







いつ咲くかな
まだかな
もうすぐかな



可愛い薄ピンクの花を
咲かせる春のその日を
みんなが楽しみに
待っている



まだか
まだかと
いくら期待しても



桜は 咲く日を
誰かに 何かに
合わせたりすることは
出来ない。



まだ散らないで と
いくら願っても
桜は 散る日を
誰かに 何かに
合わせることは
出来ない。



誰かの想いを
聴くことが
出来なくとも



誰かの願いを
叶えることが
出来なくとも



薄ピンクの可愛い花を
咲かせたその時



誰もが 幸せ 感じ
笑顔が ほころび
楽しさが 湧いてくる



散ってしまって
皆が寂しさ
感じても



また美しい花が
咲く季節を心待ちにし
また
それぞれの日々を
感謝で過ごす。



桜が 桜のまま
ただただ
そこで 息をして
誰の想いを
聴けずとも
ただただそこに
咲くことが



誰かの喜びに
なっている。



桜は
桜のままにしか
生きられぬ



どんなに
誰かの想いを
聴きたくて
仕方なくとも



桜として
生きることしか
出来ないみたいだ



桜としての
命を全うすることで



感動をありがとう
喜びをありがとう



そんなふうに
愛される
桜を想うと



どんなときも
私はわたしで
いていいのだと
信じて歩むことしか
できないのだと気付く



それは
悲しいことではなく



とても
とても



尊いこと



桜は ただ ただ
そこに在りながら



愛してくれる
待っていてくれる 皆に
ありがとうの想いで



暑さ 寒さにも へこたれず
今日も
皆の笑顔に逢える
花咲く日を
心待ちにしている