【詩】空へ空へ

感情の起伏
感情の渦
感受性の強さから
笑ったり泣いたり
激しかったから
感情に振り回されていると
そう思っていた
でも違った
感情が豊かだから
今
こうして
なんと倖せなんだろうと
そう感じられる
泥水の中で
種から芽を出し
咲かせることが
できるのだと
花は知っている
花は感情はないけれど
そのエネルギーは
いつもそこに存在する
私たちも
自然界にいる
特別なんかじゃない
みんな同じ
できることに意識を
あるものに目を
魂からの声に耳を澄ませ
必ず花ひらく時を信じて
たとえ泥の中であっても
その泥の温かさに気づき
空へ空へと
茎を伸ばしてゆこう。
かちゅみ 2018.10.27